レオス・カラックス Leos Carax

1961年 11月 22日産まれ
出身地:フランス パリ (パリ近郊のシュレーヌ)
本名:アレックス(アレクサンドル)・デュポン

高校中退後18歳で「カイエ・デュ・シネマ」誌に作品批評を執筆。
(カイエ・デュ・シネマ:50年代後半のフランス映画革命運動「ヌーベル・バーグ」の母体となったフランスの映画批評雑誌)
22歳で長編長編映画「ボーイミーツガール」を発表しカンヌ映画祭のヤング大賞を受賞。フランス映画新世代中核的存在として天才肌でゴダールの再来と騒がれる。

「ボーイ・ミーツ・ガール」、「汚れた血」、「ポンヌフの恋人」は主人公がみなアレックスであることから、アレックス3部作と呼ばれる。3部作ともドニラヴァンが主役アレックスを演じ、汚れた血とポンヌフの恋人によりジュリエットビノシュは世界に強い印象を与え、2人はカラックスの申し子とされた。
また「汚れた血」制作時にはジュリエットビノシュとカラックスは恋人同士で「ポンヌフの恋人」の時は破局状態だったとか、、

彼自身の内向的な性格が作り上げる孤独と苦悩、若者の行き場の無い感情で満ちている。
その独特の感性により、特に「ポンヌフの恋人」で世界中の感性ある若者達に熱狂的に支持された若き監督だった。 しかし3部作後あまり作品を作らず、8年後に「ポーラX」を発表。その後まだ発表なし、、、「ポンヌフの恋人」はフランス史上最大の制作費を費やした為プロダクションが倒産するなど問題もあった。

私がミニシアター系の映画を好きになったのはレオスカラックスのポンヌフの恋人がきっかけでした。
今まで見てきたハリウッド系のわかりやすい映画とは違い、わかりにくいメッセージ、でも胸に響き残る、、
カラックスの感性は抜群にぬきんでている。 当時とっても斬新でセンセーショナルだった。その後そんな感じの映画もあるが、彼と似た感性の作品は無いと思う。
だけど彼の感性は好き嫌いがはっきりする。フランスのわかりずらい映画が嫌いな人は「何?これ?わけわかんない」と思うでしょう。たぶん普通の人はそう思うんだろうな。 一部のニッチな感覚を好む人達の間で熱狂的に褒め称えられ、カラックスを知っているというのがセンスのいいオシャレ、みたいな感じがあったかも?
 
ドリカムのgo for it の中の歌詞にも実はでてくる。
「あなたの好きなものは好きじゃない、~も、~も、カラックスも好きじゃない!」


■ボーイ・ミーツ・ガール 1983年フランス
脚本:レオン カラックス /監督:レオス・カラックス /出演者:ドニ・ラヴァン 、ミレーユ・ペリエ 、ニレーユ ペリエ

■汚れた血 1986年フランス
製作総指揮:アラン ダアン /製作:パトリシア モラーズ /脚本:レオン カラックス /監督:レオス・カラックス /出演者:ジュリー・デルピー 、ドニ・ラヴァン 、ジュリエット・ビノシュ

■ゴダールのリア王 1987年アメリカ  (出演)
監督:ジャン・リュック・ゴダール /脚本:ジャン・リュック・ゴダール /出演者:ピーター・セラーズ 、バージェス・メレディス 、モリー・リングウォルド

■ポンヌフの恋人 1991年フランス
製作:クリスチャン・フェシュネール /監督:レオス・カラックス /脚本:レオス・カラックス /撮影:ジャン イブ エスコフィエ /音楽:ベンジャミン・ブリテン /出演者:ジュリエット・ビノシュ 、ドニ・ラヴァン 、クラウス ミヒャエル グリューバー

■ポーラX 1999年フランス/日本
製作:ブリュノ・ペズリー /監督:レオス・カラックス /原作者:ハーマン メルヴィル /音楽:スコット・ウォーカー /出演者:ギョーム・ドパルデュー 、カテリーナ・ゴルベワ 、カトリーヌ・ドヌーヴ



 

ミケランジェロ・アントニオーニ   Michelangelo Antonioni

1912年 9月 29日~
出身地:イタリア

1950年から映画を撮り続けている巨匠の一人だ。
近年2004年で撮った「愛の神エロス」は92歳(?)で撮ったことになるからすごい!!


私の観た作品
「砂丘」「愛の神 エロス」「愛のめぐりあい」
砂丘はセンセーショナルだった、、、



■女ともだち
1956年イタリア
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ /出演者:エレオノラ・ロッシ・ドラゴ 、バレンチナ コルテーゼ 、イボンヌ フルノー

■夜
1960年イタリア
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ 、エンニオ フライアーノ 、トニーノ グエッラ /撮影:ジャンニ・ディ・ヴェナンツィオ /音楽:ジョルジオ ガスリーニ /出演者:マルチェロ・マストロヤンニ 、ジャンヌ・モロー 、モニカ・ビッティ

■太陽はひとりぼっち
1962年イタリア/フランス
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /出演者:アラン・ドロン 、モニカ・ビッティ 、フランシスコ・ラバル

■赤い砂漠
1964年イタリア
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ /出演者:モニカ・ビッティ 、リチャード・ハリス

■欲望
1966年イギリス
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /脚本:トニーノ グエッラ /出演者:デビッド・ヘミングス 、バネッサ・レッドグレーブ 、サラ・マイルズ

■砂丘
1970年イタリア
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ 、サム・シェパード 、トニーノ グエッラ /音楽:ピンク・フロイド /出演者:マーク・フレチェット 、ダリア・ハルプリン 、ロッド・テイラー

■さすらいの二人
1975年イタリア/スペイン/フランス
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /出演者:ジャック・ニコルソン 、マリア・シュナイダー

■ある女の存在証明
1982年イタリア/フランス
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ /脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ 、トニーノ グエッラ 、ジェラール ブラッシュ /出演者:トーマス・ミリアン 、ダニエラ・シルヴェリオ 、クリスティーヌ・ボワッソン

■愛のめぐりあい
1995年フランス/イタリア
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 、ヴィム・ヴェンダース /原作者:ミケランジェロ・アントニオーニ /脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ 、ヴィム・ヴェンダース 、トニーノ グエッラ /撮影:ロビー・ミューラー /出演者:ジョン・マルコビッチ 、ソフィー・マルソー 、ファニー・アルダン

■愛の神 エロス
2004年香港、イタリア、



 


イザベル・アジャーニ  ISABELLE ADJANI

1955年 6月 17日~ 
出身地:パリ

1981年  カンヌ映画祭 主演女優賞(ポゼッション)
1989年  ベルリン映画祭 女優賞(カミーユ・クローデル)

【コメント】
私の好きなフランスの大女優さんです。今ではもう50歳以上なはずなのに、今もその輝きは衰えず。
昨年の「イザベルアジャーニの惑い」でもそんなお年にはまったく見えず、、、あのお肌の白さと輝きはすばらしいわ。さすが女優さん。

中世歴史、文豪モノが多い。(アデルの恋の物語 カミーユ・クローデル 王妃マルゴ イザベル・アジャーニの惑い など)

サスペンス(悪魔のような女 死への逃避行 殺意の夏 など)やアクション系(ザ・ドライバー 、サブウェイ)や汚れ役(ポゼッション )もこなす実力派。

【私が観た作品】
アデルの恋の物語
ポゼッション
サブウェイ
カミーユ・クローデル
王妃マルゴ
イザベル・アジャーニの惑い

【お薦め】
イザベル・アジャーニの惑い・・・・50以上のお年には思えない美しさ!
ポゼッション・・・グロイ、、強烈だけどイザベルアジャーニの演技の凄さを観るには、いいかも、、



【出演作品】

アデルの恋の物語
監督:フランソワ・トリュフォー /出演者:イザベル・アジャーニ 、ブルース・ロビンソン

バロッコ
監督:アンドレ・テシネ 出演者:イザベル・アジャーニ 、ジェラール・ドパルデュー 、

テナント 恐怖を借りた男
監督:ロマン・ポランスキー /出演者:ロマン・ポランスキー 、イザベル・アジャーニ 、メルビン・ダグラス

ザ・ドライバー
監督:ウォルター・ヒル 出演者:ライアン・オニール 、イザベル・アジャーニ 、ブルース・ダーン

ノスフェラトゥ
監督:ベルナー・ヘルツォーク /出演者:クラウス・キンスキー 、イザベル・アジャーニ 、ブルーノ・ガンツ

ポゼッション
監督:アンジェイ・ズラウスキー /出演者:イザベル・アジャーニ 、サム・ニール 、H ベネント

殺意の夏
原作者:セバスチャン・ジャプリゾ 監督:ジャン・ベッケル /出演者:イザベル・アジャーニ 、アラン スーション 、シュザンヌ・フロン

死への逃避行
監督:クロード・ミレール /出演者:イザベル・アジャーニ 、ミシェル・セロー

サブウェイ
監督:リュック・ベッソン出演者:クリストファー・ランバート 、イザベル・アジャーニ 、リシャール・ボウランジェ

カミーユ・クローデル
監督:ブリュノ・ニュイッテン /出演者:イザベル・アジャーニ 、ジェラール・ドパルデュー 、アラン・キュニー

可愛いだけじゃダメかしら
監督:フィロメーヌ・エスポジト 出演者:イザベル・アジャーニ 、イポリット・ジラルド 、ファブリス・ルキニー

王妃マルゴ
監督:パトリス・シェロー 出演者:イザベル・アジャーニ 、ダニエル・オートゥイユ 、ジャン=ユーグ・アングラード

悪魔のような女
監督:ジェレマイア・チェチック /出演者:シャロン・ストーン 、イザベル・アジャーニ

愛のはじまり
出演者:イザベル・アジャーニ 、サミー・フレイ 、サミー・ナセリ

イザベル・アジャーニの惑い [NEW!]
監督:ブノワ・ジャコ /出演者:イザベル・アジャーニ

雨上がりの恋人
MUSIC ワールド/アルバム
ボーカル:イザベル・アジャーニ







つれづれブログ


■04/11/11

映画の紹介だけにしようかなーと思っていたけど、少しブログも書いてみようと思います。

最近映画を見ていないかった。
昨日は近くのビデオ屋さんが安くなる日なので久しぶりでもあって、3本も借りてしまった。
ゴダールの「気狂いピエロ」、「サルサ」「ヘドウィン~」
「気狂いピエロ」を観ていたら、眠てしまった、、、、私としたことが、、、
話がよくわかりずらい、スローテンポな映画。今日は最後までみれるかな?


■04/11/15
昨日「サルサ!」を観ました。主役のヴァンサン・ルクールがかっこいい~~~~~~~!!
白人の時とキューバ人の変装の時と全く雰囲気が変わるからビックリ!キューバ人に扮した彼がとっっても魅力的だわーーーー(目がハート☆)
そして伏線の年老いたマダムとムッシュの恋話。 歳月を重ねた再開に、歳を重ね容姿がまったく変わってしまった自分をみて、躊躇するおばあちゃんの乙女心がせつない。 再会できてよかったね、と思わず涙してしまいました。
とにかくサルサの音楽でノリノリ&ステキな男性にメロメロ、でハッピーになれる作品です!


■04/11/16
せっかくブログを初めたけれど最近仕事が忙しい。
今日も残業だし、ちょっと仕事が重なるといっぱいいっぱいになってしまう。キャパが狭いなーとつくづく思う。。 今日は会社の新しいデザイナーさんに最新のマックがきました。画面がとっても大きくてDVDで映画を見たら良さそうだなーーとつい思ってしまいました。 マックってデザインがかっこいい~!とほれぼれ。
昨日は3時まで起きてヘドウィン&~を観ました。ストレス解消になりますね。でも内容等はまた今度書きます。


■04/11/22 もののけ姫
先日テレビでやっていたので「もののけ姫」をようやく観ました。 あんなに大ヒットだったのに未だにみておりませんでした。日本中でも見ていない人は少ない割合なのではないでしょうか?友達にまだ観てないというととても驚かれました。 といいつつも途中からなんですが。 
さすがですね。とても面白かったです。普通悪いことをした人は罰をうけるのが流れのような気がしますが、首をはねた人も、そそのかしていた人も、最後は生き残り、なんの罰もうけない、というラスト勧善懲悪モノとは違い、「人か自然か」、はたまた「どちらが善でどちらが悪か」という考えを飛び越え、共存=「どちらも善でどちらも悪」というテーマを感じました。 

私たちも世界もそうですよね。 誰かを嫌いでもその人だけが悪いんじゃなくって自分も悪かったり、世界もイラクやテロが一方的に悪なんじゃなくって、アメリカだって相手からみれば悪いし。
「悪いからやっつけろ」、「どちらが悪いか」、じゃなくって、自分の悪を認め、共存をしあえるといいですね。 と、この映画をみて思いました。



たった4日間だけで続かず、ブログ終了、、、(^^; )
 
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